NPO法人 安心院いやしの里



  〜NPO法人 安心院いやしの里について 〜

 いやしの里とは

NPO法人 安心院いやしの里はその前身である、ボランティアによる精神的弱者(※)の支援を主体とした生活共同体が、より多くの方の力になれるように、また永続的な活動と共同生活を維持していくために、平成18年8月に大分県の承認を受け、正式にNPO法人となりました。
 (※)心に悩み・苦しみを抱え、精神的に弱っておられる方



 現代人の心の悩み・苦しみは忙しさに起因します。溢れる情報、複雑または疎遠な人間関係、街の喧噪や汚染された生活環境、こうしたストレスで元気を失い病んだ心と身体は、薬やサプリメントだけでは治せません。元気を失った心と身体の回復には、「大自然での生活とケア」がより有効的です。



 大自然での生活 <自然との共生>

 都会と離れ、美味しい空気を味わい、汗を流して共に働き、また心の悩みを打ち明け、大自然の中で、自身(心)と向き合う“ゆったりとした”時間を持つことで、”元気”を取り戻し、気持ちも新たに日々の生活に帰っていく…。このような元気回復を必要としておられる方にとって、私達が何よりも大切と考えていることが、この大自然との共生なのです。
 いやしの里では理念として、一人一人が強さを求めるのではなく、お互いに支え合うことで、誰かの力になれる喜びを実感し、自らとも真摯に向き合うこと、共に歩むことの力強さを何よりも大切にしていきたいと考えています。
 安心院の大自然は雄大であると共に、その厳しさに打ちのめされる時、人間の小ささを自然に受け入れることが出来ます。そして、人間が己の弱さを素直に受け入れ、同時に互いの弱さも受け入れながら、助け合い、支え合って人生を豊かにしていく、そんなイメージを大切にして、安心院町の方々とも助け合いながら、共同体を維持発展していくことができれば幸いです。



 大自然でのケア <精神的弱者の支援>

 私達が行う精神的弱者の支援とは、安心院の大自然の中で、利用者の方が希望されるコース(生活期間)によって、生活を共にしながら心身の活力を取り戻すプランを提供いたします。
 いやしの里における生活の基本は、大自然との共生、自給自足の原則に基づく労働です。心の悩みの多くは、心身のバランスの欠如にあると思われます。いやしの里では、都会のルールを一端横に置いて、大自然の中で共同生活を歩みながら、自らの内面と向き合っていくことで、そのたくましさを身につけていくことを大切にしています。ただ利用者の方には、それぞれ健康状態や時間的な制約もありますので、ご希望の生活期間に応じて可能な心のケア、また希望者には“内観”による心のケアも取り入れることが出来ます。(内観についての詳細はお問い合せ下さい。)
 その他にも、大自然でのお散歩や軽作業による身体のケア、自然食による体調の好転などを取り入れていきます。そうした利用者の方に適したコースを取り入れて頂くことで、次第に自分と向き合うが出来るようになることが理想であり、そこから元気の回復を目指していただきたいと考えています。



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